弁護士ブログ

2017.11.25更新

こんにちは。日本橋人形町の弁護士濵門俊也(はまかど・としや)です。

 


昨日(平成29年11月24日),デビュー35周年を迎えた日本を代表する男性5人組ロックバンド・安全地帯の『ALL TIME BEST「35」~35th Anniversary Tour 2017~』の日本武道館公演に妻と一緒に行ってきました。
同所での公演は,10年に活動を再開させて以来7年ぶりのことです(早速帰宅後,妻とDVDを鑑賞しました。)。
ボーカルの玉置浩二(以下「玉置さん」といいます。)は,オープニングソング代表曲「ワインレッドの心」(昭和58年,1983年)の歌詞♪♪心をまだもてあましているのさ この夜も…を♪♪-武道館の夜に…と変えて歌い,「じれったい」(昭和62年,1987年)の歌詞も「武道館の夜を」と変えて歌ってくれ,私たち観客1万2500人を喜ばせました。
2夜連続公演の最終日は,MCなしのノンストップで24曲を情感たっぷりに熱唱。圧巻のパフォーマンスでした。
個人的には,『情熱』→田中裕二さん(以下「田中さん」といいます。)のドラムソロ→玉置さんの不思議なダンスからの『真夜中すぎの恋』の流れがよかったです(思いっきり♪♪真夜中すぎの~こ~いだ~から~♪♪と歌いました。)。また,久しぶりに『夢のつづき』のフルバージョンを聞けたのもよかったです。

 

私にとっては武道館デビューとなり,30年来の念願が叶いました。ちなみに,妻はあの伝説の武道館コンサート『ENDLESS (LIVE 1985)』(昭和60年,1985年2月12・13日)に友人と行ったらしく今回の武道館は2回目となります(初めて妻からその話を聞いた時,熊本の田舎に住んでいた少年に安全地帯が好きだという友人はおりませんでしたので,すごく羨ましいと言いました。)。

 

安全地帯といえば,

玉置さんの繊細かつ圧倒的なボーカル(とても来年還暦をお迎えになるとは思えないほどパワフルでありソウルフルです。現在が一番声が出ているようにも感じます。),

矢萩渉さんと武沢侑昂さんの絶妙でスリリングなツインギター(めちゃくちゃかっこいいんです。私はギターは弾けませんが,口で演奏していました。),

ベースの六土開正さんのマルチプレー(お茶目なキャラですが,渋いです。),

ドラムスの田中さん(姿勢がすごくいいんです。猫背気味の私にとってはすごいと思います。)が刻む骨太なリズムが特徴的です。昨日のコンサートもあらためて「安全地帯はロックバンドである」ことを確認できました。「悲しみにさよなら」(昭和60年,1985年)の歌詞「愛をふたりのために」を「みんなのために」ではなく,「安全地帯のために」と変えてくれた点も唸りました。

投稿者: 弁護士濵門俊也

2017.11.22更新

こんにちは。日本橋人形町の弁護士濵門俊也(はまかど・としや)です。

「なぜ読書をするのか?」

この問いに明確に回答できる人はどれくらいいるでしょうか。一つ確実に言えることは,「読書の喜び」を知っている人と知らない人とでは,人生の深さ,大きさが,まるっきり違ってしまうということではないでしょうか。

一冊の良書と出会うことは,偉大な教師に巡り会ったのと同じといえます。また,読書は,旅のようなものです。東へ西へ,南へ北へ,見知らぬ人たち,見知らぬ風景に出会えます。しかも,時間や空間も超えていきます。

人にも善人・悪人がいるのと同じように,本にも良書・悪書があります。良書を読むことは,自分自身の中の命を啓発することになります。古典の良書は,古くなりません。いつまでも新しく,未来にも残ることでしょう。

米国の思想家であるラルフ・ワルド・エマーソン(1803年~1882年)は「出版されて一年もしていない本など読むな」と言っています。出版されて何年,何百年たっても読み継がれている本は名作,良書と思っていいでしょう。

先日読了した『漫画 君たちはどう生きるか』(出版社:マガジンハウス)も良書の一つです。原作は1937年(昭和12年)刊行,80年以上も読み継がれている歴史的名著です(岩波新書でも発刊されており,奥付には「2017年11月15日 第77刷」とあります。)。『ケシゴムライフ』『昼間のパパは光ってる』で知られる羽賀翔一さんによって,初めて漫画化されました。
   
『君たちはどう生きるか』は,児童文学者の吉野源三郎による児童小説なのですが,児童小説と言ってあなどるなかれ。読むたびに「気づき」や「心の揺さぶり」があります(今,あらためて読み直していますが,唸りっぱなしです。)。

【あらすじ】
旧制中学二年(15歳)の主人公である本田潤一ことコペル君は,学業優秀でスポーツも卒なくこなす少年です。いたずらがたまにキズで級長にこそなれないのですが,人望がないわけではありません。父親は(亡くなるまで)銀行の重役で,家には女中が1人います。同級生には実業家や大学教授,医者の息子が多く,クラスの話題はスキー場や映画館,銀座や避暑地にも及びます。コペル君は友人たちと学校生活を送るなかで,さまざまな出来事を経験し,観察します。各章のあとに続いて,その日の話を聞いた叔父さんがコペル君に書いたノートという体裁で,「ものの見方」や社会の「構造」,「関係性」といったテーマが語られる,という構成になっています。


『漫画 君たちはどう生きるか』では,コペル君が体験する出来事が漫画で描かれ,それを見聞きした叔父さんのノートを文章で読むことができる仕組みになっています。読者はコペル君の体験を視覚的に理解したうえで,叔父さんが紡ぐ本質をついた言葉に触れることができるというわけです。当職も原作を一度読んだうえで漫画版に触れるに至りましたが,なぜ80年もの間この手法が用いられなかったのか不思議になります。 随所に羽賀さんの原作とは異なるアレンジがあるのですが,それもまた味があり好感がもてました。

原作『君たちはどう生きるか』の最初の読後感は「子どものころに,こんな大人がいたらよかったなぁ」というコペル君への羨望もありましたが,年齢のせいでしょうか,それ以上に「叔父さんのような大人にならなきゃな」と思いました。

叔父さんは,コペル君を少年として侮らず,一人の人間として扱っています。叔父さんの紡ぐ言葉には真理が含まれています。15歳のコペル君が叔父さんの言葉のすべてを理解しているかどうかは分かりませんが,確実に成長し「立派な人間」に近づいています。

「人間は過去を変えることはできないが,過去の意味を変えることはできる」という名言があります。『漫画 君たちはどう生きるか』は,読むたびに「気づき」や「心の揺さぶり」がある『君たちはどう生きるか』をより普及させることとなるでしょう。

投稿者: 弁護士濵門俊也

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