弁護士ブログ

2015.06.14更新

こんにちは。日本橋人形町の弁護士濵門俊也(はまかど・としや)です。

 

連日,北海道砂川市の国道交差点で乗用車と会社員の軽ワゴン車の衝突に絡み,家族4人が死亡した事故に関する報道がなされています。被疑者らの供述も漏れ伝わってきますが,あまりに不合理な弁解に終始している印象を受けます。また,検察官が本件を何罪で起訴するかも注目してみたいところです。

 

上記事故(当職は「事件」といった方がよいと思います。)に関連して,「被害者らは軽自動車を運転していたのであるから,乗車定員をオーバーしているのではないか」との疑問をもたれた方が多くおられるようです。

そこで,乗車定員オーバー(法令上は「定員外乗車」といいます。)について,説明をしておきます。

 

 

 

乗車定員については,「道路交通法」ではなく,「道路運送車両の保安基準(昭和26年7月28日運輸省令第67号,最終改正は,平成27年3月31日国土交通省令第18号)」の第53条に規定があります。

 

(乗車定員及び最大積載量)

第53条 自動車の乗車定員又は最大積載量は,本章の規定に適合して安全な運行を確保し,及び公害を防止できるものとして,告示で定める基準に基づき算出される範囲内において乗車し又は積載することができる人員又は物品の積載量のうち最大のものとする。ただし,二輪の軽自動車(側車付二輪自動車を除く。)にあっては乗車定員2人以下,車両総重量2トン未満の被牽引自動車にあっては乗車定員なしとする。

2 前項の乗車定員は,12歳以上の者の数をもって表すものとする。この場合において,12歳以上の者1人は,12歳未満の小児又は幼児1.5人に相当するものとする。

※ 横書きのため,適宜読みやすく修正した。

 

 

また,定員外乗車の罰則ですが,つぎのとおりです。

 

【行政処分】基礎点数1点

酒気帯びの場合:0.25mg/l以上は25点,0.25mg/l未満は14点

※警視庁行政処分基準点数参照

【反則通告制度】大型車7,000円,普通自動車6,000円,二輪車6,000円,小型特殊自動車5,000円,原動機付自転車5,000円

※警視庁反則金一覧表参照

 

【道路交通法第57条】

車両(軽車両を除く。以下この項及び第58条の2から第58条の5までにおいて同じ。)の運転者は,当該車両について政令で定める乗車人員又は積載物の重量,大きさ若しくは積載の方法(以下この条において「積載重量等」という。)の制限を超えて乗車をさせ,又は積載をして車両を運転してはならない。ただし,第55条第1項ただし書の規定により,又は前条第2項の規定による許可を受けて貨物自動車の荷台に乗車させる場合にあっては,当該制限を超える乗車をさせて運転することができる。

※ 横書きのため,適宜読みやすく修正した。

 

投稿者: 弁護士濵門俊也

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